サン・マロ

英仏海峡沿岸の探検家や海賊コルセールの街、サン・マロはモン・サン・ミッシェルから40km、ブルターニュ地方イル・エ・ヴィレーヌ県に位置する街です。サン・マロの集落は紀元前１世紀よりアレット岬の土地に出現し、その名はアレットの司教となった現在のウェールズ出身のブルターニュ人修道僧マクローまたはマロに由来するようです。15世紀末から16世紀初頭にかけて航海活動が顕著な発達を見せ、サン・マロの住人は並外れて優秀な航海士となりました。このため、1520年には既にニューファンドランド周辺に乗り込み、ブラジルにまで到達しました。最も有名なのは1534年にカナダを発見したジャック・カルティエと恐れるべき海賊コルセール、ロベール・スルクフです。
1944年８月の戦闘で八割方が破壊されたにもかかわらず見事に修復された、要塞に囲まれたこの歴史的都市の魅力は、長さほぼ２kmの花崗岩の城壁（原形のまま保存されているフランスでも珍しい一例）の中に守られています。周回道路を散策してみれば、沿岸と港の壮麗なパノラマが楽しめます。
歴史を語る他の名所として、北側の城壁より数百メートル先に位置し、引き潮時にアクセスできる要塞フォール・ナショナルとグラン・ベ島や、サン・ヴァンサン大聖堂、そして作家シャトーブリアンの生家ジクレー邸があります。
Pariscityvision.comと共に、ノルマンディー、サン・マロ、モン・サン・ミッシェル、ロワールの古城などフランスの核心を巡る３日間の周遊ツアー（ガイド付き観光＋優先入場）に出かけてみませんか。