オンフルール

カルヴァドス県の小さな港町オンフルールは、セーヌ川の河口に位置し、ル・アーブルの向かい側にあります。パリの西195km。ドーヴィル・トゥルーヴィルからほど近い（18km）オンフルールは、港“ル・ヴュー・バッサン”で名高く、絵のように美しい家々はスレート葺きで覆われています。町には小径がたくさんあり、魅力的なノルマンディーの典型的な家々が、どの季節も訪問者を気持ちよく迎えてくれます。
オンフルールの船乗りは、フランスでもっとも腕の立つすばらしい船乗りでした。カナダのケベックの町を築いた探検家、サミュエル・ドゥ・シャンプランは、1608年にこの港から出航しました。
オンフルールで見逃せないものとしては：サン・カトリーヌ教会があげられます。100年戦争のあとの、15世紀に建てられたもので、鐘楼が分かれた木造の教会としてはフランス最大。２つの外陣のうちの一方が、船を逆さまにした形なのには驚かされます。ロマンティックなパノラマの眺めは、コローやターナー、そして、クールベやブーダン、モネなどの印象派の潮流を生むきっかけとなった「オンフルーフ派」という一派によって、永遠のものとなりました。また、音楽家であり作曲家のエリック・サティが1866年に生まれたのも、この町です。博物館「サティの家」があります。
そのほか、オンフルーフには海洋博物館、ウジェーヌ・ブーダン博物館、そして、赤道地帯の生態系を再現したなかで生きた蝶を見ることができるナチュロスパスの博物館もあります。
Pariscityvision.com（パリシティヴィジョン・ドットコム）には、ノルマンディー、サンマロ、モンサンミッシェルを訪れる、２日間のツアーがあります。この町を見学し、地元の産物を使ったおいしいランチもお楽しみください。